祭神:素戔嗚尊 すさのおのみこと
:八王子 はちおうじ
:稲田姫命 いなだひめのみこと
鎮座地:宮崎市城ヶ崎三丁目九番地四
例祭日:旧六月十四日
社殿:本殿(流造) 四坪
:拝殿(入母屋造) 一〇坪
境内坪数:三三四坪
創立年月日:寶暦十一年(一七六一)一月二十四日
由緒沿革:
寶暦十一年(一七六一)一月二十四日、氏子の疫病を治めることを願い「祇園天王社」として建立された。
造立棟札には、請願 村社勘左衛門、井ノ元起右衛門他多数の祈願によるところが記されている。その後、天保十二年(一八四一)六月五日神社修築されている。
往時、城ヶ崎町隆盛の時代は「祇園神社」と称し、別名「牛頭天王八坂神社」とも称され崇敬されていた。
明治三年(一八七〇)六月朔日王政復古につき「夜句茂神社」と改称、社殿の改築を行なっている。
当時官命により「恒久神社」に合祀となったが、祭祀は毎年続けられ、のち復社許可となり「八坂神社」と改称し現在に至っている。
境内、摂社 恵比須神社
境内、水神宮
○男梛(おとこなぎ)と女梛(めなぎ)ご神木
境内にある梛の木は、平安朝の古きから霊験あらたかなご神木として篤く信仰されている。この葉を所持すれば願い事は必ず叶うと言われている。
別名「ちからシバ」ともいい、宮崎では宮崎神宮、江田神社、恒久神社、高屋神社、八坂神社に植栽されている。
男女の仲を結ぶほかに、大願成就、災難除、交通安全、進学入試合格、福運招来が必ず結願すると存じます。
縁起によると源頼朝と北条政子がお互いにこの葉をお守りとし、契りを果たしたことが伝えられている。
古来、母親が嫁ぐ娘に幸せを願い手鏡の中にそっと忍ばせて持たせたとも。
梛の葉を財布に入れておくと金運に恵まれるとも伝えられている。
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