祭神:彦火々出見命 ひこほほでみのみこと
:豊玉彦命 とよたまひこのみこと
:豊玉姫命 とよたまひめのみこと
鎮座地:宮崎県宮崎市本郷北方二七三七ノ一
創立年月日:不詳
由緒沿革:
鵜戸神社創始の年代は定かではないが、延宝四(一六七五)年には神殿が造営され、また、時の飫肥藩主伊東大和守藤原祐実公以来、例祭には神事料として毎年お米が奉納されており、古くから藩主の崇敬を受けていたことがしるされています。
その後明治四年、御祭神は田元神社(宮崎市本郷南方)に合祀されましたが、当社はそのまま在置され、元宮の社として現在に至っております。
御祭神は海幸彦山幸彦神話で知られている山幸彦 - 彦火々出見命と、命がなくされた釣り針を求めて海神宮に行かれ結ばれた豊玉姫命(ウガヤフキアエズノ命の母神)、ならびに豊玉彦命の神々であります。
社殿の背後には神池があり、この御池は大雨が降り続いても水が溜まることもなく、また、干天が続き付近の井水がすっかり涸れている場合でも、時として何処からともなく清水が湧き出て池には満々と水が供えられる神秘に満ちた池であります。
なおこの神池は、鵜戸神宮(日南市)まで通していると云われ、御祭神が両社を往来される際、満水になると神告されている尊い御池であります。
本社は昔から御祭神の神徳を慕って災難厄除、航海守護、家業繁昌、縁結びと安産、病気平癒、開運など祈願参詣の絶えないお宮であります。
拝殿横に ” 鵜戸神社付属殿新築記念碑 ” があり、 ” 昭和54年6月30日建立 ” となっていますので、御祭神不在の後も地域の氏子などによって崇敬を受けていたようです。
現在までに文献、史料等を見付けられておらず、その他詳細は不明です。
2017/4/5 追記
改めて確認したところ、鳥居は六基ではなく九基でした。
北西方向にある鳥居は、現在倒壊しています。
当神社のジオラマ模型を作成しました。現在当社を管理されている方にお話し等を伺って、江戸時代ごろまでの様子を想定しています。
https://twitter.com/i/moments/990928741290278916
0 件のコメント:
コメントを投稿