2017年2月17日金曜日

瓜生野八幡神社

瓜生野八幡神社 (旧郷社)








祭神:足仲彦命 たらしなかつひこのみこと - 仲哀天皇 ちゅうあいてんのう
  :誉田別命 ほんだわけのみこと - 應神天皇 おうじんてんのう
  :息長足姫命 おきながたらしひめのみこと - 神功皇后 じんぐうこうごう

鎮座地:宮崎市大字大瀬町字中尾五七一四番地

例祭日:十一月十日

社殿:本殿(流造)   九坪
  :拝殿(入母屋造)二三坪

創立年月日:不詳

由緒沿革:
 聖武天皇の御宇天平九年(七三七)この地に勧請されたと、当社棟札に明記されている。
古くは瓜生野八幡宮と呼ばれ、現在でも地元ではそう呼ばれ崇敬されている。
付近に宇佐八幡宮領瓜生野別府があったところから、その鎮守として勧請されたものであろう。

所蔵の棟札によれば、
第六〇代 醍醐天皇の御宇 延長二年(九二四
第八三代 土御門天皇の御宇 元久元年(一二〇四
第一〇七代 後陽成天皇の御宇 慶長十六年(一六一一
第一一一代 後西天皇の御宇 寛文八年(一六六八
第一一六代 桃山天皇の御宇 寛延三年(一七五〇
第一一九代 光格天皇の御宇 寛政七年(一七九五)と、
たびたび造営再興が繰り返されている。

明治四年八幡神社と改称し、郷社に列せられた。

当社殿後方には、半壊の古墳封土があり、
また境内にはうっそうと茂るクスノキの群落は、瓜生野八幡クスノキ群として、
昭和二十六年六月国の天然記念物に指定された。その最大のものは目通り幹回り約八.九㍍で樹齢八百年と推定されている。
他にもスギ・アラカシ・ヤブツバキ・カゴノキ・ナギ・ヒイラギ等が茂っている。
また宝物として仏光背一面を所蔵している。

 元 
 久 
 元 
 年 
   

 子歳
五  
月  
 日
 州
 八 
 幡 
 宮 

の刻銘があり、光背の両縁には、唐草模様が打出してある。








境内摂社 稲荷社







国指定天然記念物 瓜生野八幡神社のクスノキ群











参考:宮崎県神社誌[宮崎県神社庁編]
瓜生野八幡神社 配布冊子 平成29年度版

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